韓国味噌の種類や違いが知りたい!歴史やレシピまでご紹介!
日本人に欠かせない調味料のひとつ「味噌」♪
味噌汁を始めとして、日本料理には味噌を使ったレシピがたくさんありますね。
一方、韓国でも味噌はどこの家庭にも必ずある調味料のひとつ!
しかし、日本のように茶色い味噌ではなく、赤いパッケージや緑のパッケージなどその種類が豊富にあります。
今回は韓国味噌の種類や違い、歴史などをご紹介しましょう♫
目次
韓国味噌の種類や違い、歴史やおすすめレシピをご紹介します!
日本人が「味噌」と聞いて、連想するのは茶色い味噌が一般的。
東海地方に多い赤味噌を始め、白味噌や合わせ味噌なども基本的には茶色っぽい色をしています♫
一方、韓国の味噌は赤や茶色が一般的で、実は私たちが日頃よく使っている韓国のあの調味料も「味噌」に分類されるんです!
今回は韓国味噌の歴史を学びながら、韓国味噌の種類やそれぞれの違い、おすすめのレシピなどをご紹介していきましょう。
韓国味噌の歴史を学んでみよう!
韓国味噌にはいくつかの種類がありますが、ここでは日本の味噌と同じような使い方をされている「テンジャン」の歴史をご紹介しましょう。
韓国の味噌の歴史は正確には分かっていませんが、中国の歴史書「三国志」には味噌が登場しています。
そのことから、三国時代と呼ばれる4世紀から7世紀の間にはすでに韓国で味噌が食べられていたと考えられます。
韓国味噌の作り方には2種類あり、韓国伝統の手法と呼ばれているのが「在来式」。
自然発酵させた豆麹に塩水を加え付けた後、豆麹だけを取り出し熟成させます。
この時、残った塩水が「カンジャン(醤油)」になることで知られています。
一方、「改良式」は最初から味噌だけを作る目的の手法であり、豆麹に塩水を加え混ぜ合わせるもの。
韓国でも日本と同様に、寒い冬の間に味噌作りが行われており、今でも地方都市を中心としたエリアでは軒先や庭に「ハンアリ」と呼ばれる甕(かめ)が並んでいます。
韓国味噌の種類と違いをご紹介!緑色のパッケージは何に使う味噌?
韓国味噌にはいくつかの種類があり、実は日本人も日頃から韓国味噌を食べています♫
また、最近ではスーパーなどで緑色のパッケージに入った韓国味噌を見かける方も多いはず!
ここでは韓国味噌の種類とそれぞれの違いをご紹介しましょう♡
韓国味噌①コチュジャン
初めにご紹介する韓国味噌は「コチュジャン」です♫
コチュジャンはキムチ鍋に入れたり、ビビンバを食べる時に入れるなど日本でもよく食べられている調味料!
ただの辛い調味料と思いがちですが、コチュジャンは韓国を代表する味噌のひとつです♡
別名「唐辛子味噌」とも呼ばれるコチュジャンは、唐辛子粉や大豆麹粉、もち米粉などを原料にして作られる辛い味噌。
トッポッキやタッカルビなどを作る際の調味料として知られ、そのまま食べるよりも料理を作る際に加える方が多いです。
チューブタイプから大容量容器まで販売されており、韓国の家庭にはなくてはならない韓国味噌のひとつとなっています♪
韓国味噌②サムジャン
続いてご紹介する韓国味噌は「サムジャン」です♫
みなさんがスーパーなどで見かける緑色のパッケージの正体は、サムジャンでしたね!
サムジャンは味噌(テンジャン)、にんにく、砂糖が混ぜ合わさった韓国味噌であり、一般的には緑色のパッケージで販売されています。
なぜグリーンなのかは分かりませんが、赤いパッケージのコチュジャンと間違えないようにするためだと考えられます。
サムジャンにも少しだけ唐辛子が入っていますが、全く辛さはなく甘さの方が強いのが特徴♪
サムジャンは料理にプラスする調味料ではなく、主にサムギョプサルや野菜に付けて食べます。
かなりコクと甘みがある韓国味噌なので、スープにちょっとコクを加えたいという時に少しだけ入れても美味しいですよ♡
韓国味噌③テンジャン
続いてご紹介する韓国味噌は「テンジャン」です♫
こちらの韓国味噌は、日本の一般的な味噌と同等のもので茶色いパッケージと茶色い味噌が特徴!
しかし、日本と同じように地方によって原料や作り方が少しづつ異なるのがポイントです。
テンジャンは主に料理に使う調味料として知られ、スープから煮物まで韓国ではテンジャンを使った料理が多いです。
鍋用のテンジャンや大豆の代わりに麦から作られたテンジャン(ポリテンジャン)なども販売されており、日本の味噌よりもコクが深いのが特徴♪
一度、こちらのテンジャンを使うと病みつきになるという日本人の方も多く、お味噌汁を作るとその違いがよく分かります♡
韓国味噌④チョジャン(チョコチュジャン)
続いてご紹介する韓国味噌は「チョジャン」です♫
チョジャンは酢味噌のことで、「チョ(酢)コチュジャン」と呼ばれることも多い調味料。
文字通り、味噌の中に酢が入っているサッパリとした味わいが特徴ですがチョジャンの使われている韓国味噌は「コチュジャン」です。
そのため甘辛い酢味噌という味わいで、主に和え物やお刺身を食べるときに使われます。
「新鮮なお刺身を酢味噌に付けて食べるの!?」と思いますが、韓国では醤油よりもチョジャンに付けて食べるのが一般的。
タコやイカ、白身魚など淡泊な味のお刺身ととてもよくマッチする韓国味噌です♫
韓国味噌を使ったおすすめレシピをご紹介!
韓国料理に欠かすことのできない調味料・味噌♫
ここでは韓国味噌を使った簡単なおすすめレシピをご紹介しましょう!
韓国味噌を使ったレシピ①テンジャンチゲ
韓国の家庭料理として知られているテンジャンチゲ♫
焼肉やサムギョプサルを注文すると、無料で提供されるスープのひとつです。
①小さい鍋に適量の水を入れ、にぼしや昆布でダシを取る。
②ズッキーニ(韓国かぼちゃ)、豆腐、長ネギ、豚または牛の細切れを一口サイズにカットする。
③ダシを取り終わったらにぼしと昆布を取り出し、③の材料を入れて煮る。
④テンジャンとコチュジャン、おろしにんにくを入れて味を調える。
ダシを取るのが面倒という際には、ダシタなどを使ってもOKです。
しかし、中華スープの素や日本の和風だしを使ってしまうと風味が全く変わってしまうので注意しましょう♫
韓国味噌を入れる際にはテンジャンを最初に多めに入れ、ご希望の辛さに合わせてコチュジャンをプラスしていくのがおすすめです。
韓国味噌を使ったレシピ②刺身のチョジャン和え
なかなか使い道がないと思われがちな韓国味噌・チョジャン♫
しかし、ちょっと手を加えるだけでおつまみにもなってしまう優秀な味噌なんです!
①鯛やヒラメ、タコやイカ、貝類など好きな刺身を用意する。
②キュウリ、長ネギ、ニンジン、ニラを食べやすい長さにカットする。
③すべての材料をボウルに入れ、チョジャンで和える。
④お好みですりおろしにんにくや水あめ(ハチミツ)をプラスしてもOK。
お刺身は高いものではなく、気軽にスーパーで手に入るもので大丈夫です♫
出来上がったものをそうめんや蕎麦の上にトッピングすれば、韓国風ランチに早変わり!
旦那さんのおつまみにも最適です♡
まとめ
韓国味噌の種類や違い、歴史やおすすめのレシピをご紹介させて頂きました♪
韓国ではお刺身にも味噌を付けるほど、生活の中で欠かせない調味料のひとつ!
また、韓国の味噌はお土産としても喜ばれるので、下記の記事を参考にしながらみなさんもお気に入りの味噌を見つけてみてはいかがでしょうか♡
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